気が付けば2時間もだらだらと動画を見てしまっていました。
しかも夜中に。
トイレに行きたくて目が覚めて、そのあとスマホで時間を確認して、なんとなく寝付けなくて。
2時間も何を見ていたと思いますか。
双子の赤ちゃんがケンカしたり仲よくしたり、ごはんを食べたりする日常のインスタ内のリール動画(ショート動画)です。読めないハングルやどこの国かわからない言葉でも、赤ちゃんでしかも双子だとなんだかハラハラと目が離せませんでした。
こどもたちが大きくなった今、育児関係の情報を見ても、役に立つわけでもないのに、どうしたのだろう。
おやつにきゅうりをかじっていたり、似たようなおもちゃ持っていたなとか、だんだん双子の見分けがついてきたりと、なんだか取りつかれたように見てしまいました。
そして気づけば、睡眠時間を2時間も取りこぼしてしまいました。
今週のお題「こぼしたもの」 です。
先日のブログでこどもの赤ちゃん時代を思い出したことが関係しているのでしょうか。
懐かしくなっちゃったのかな。あの頃。
小さいときの我が子はもちろんかわいかったんです。
でもその「かわいかった」はそのときならではのかわいさで、今は今にしかない「かわいさ」があるのです。
だから、懐かしいんだけど、「その頃に戻りたいか」と聞かれたら、今の私の体力では厳しいし、なんとかあの時期を乗り越えた感もあるので、すぐには「うん」と言えないです。
こどもに赤ちゃんだった頃の話をすると、子ども自身のことなのに、新鮮に驚いてくれる様子が面白いです。
「え、そんなことしてたの?」と、意外な様子で、他人事の感想です。
あの頃の君たちを覚えているのは、まわりの大人たちだけなのです。
大人の心のアルバムのページに蓄積され補正されたきれいな思い出として、改めて聞かされることで、あたかも自分が体験したことのように記憶補正されていくことでしょう。
こども時代のエピソードとして、記憶に残る最初の出来事として、自分の体験になるのかもしれません。
だから、インスタのリールに残したい気持ちもわかります。
観光地の記念にカメラに向かってピースをする写真より、日常の散らかった部屋とパジャマの写真のほうが懐かしく感じそうです。
うちの場合は、誰かに見せられるようなものではないけれど。
私の記憶からそんな日常の思い出がこぼれ落ちる前に、雰囲気だけでもブログに書き留められたらなと思います。
このブログで書くことが、最近昔の話が多い気がしています。
今日も片付かないリビングで、昔の思い出を書いて、未来に予約投稿しています。
昔の自分にかけたい言葉を未来に向かって公開する、その奇妙なかんじが今は気に入ってます。