こどもの頃「ムーミン」のアニメを見ていました。
特別大好きで夢中になるという訳ではなかったけれど、なんとなく全体的にのんびりしたキャラクターたちの平和な雰囲だと思って安心して見ていたら、おばけ?(にょろにょろ)やもじゃもじゃした悪い子(スティンキー)が現れて、けっこうハラハラする要素が多かった気がします。
そういえば、主人公のムーミンは眉間にしわをよせて、ぶつぶつと文句を言っていることが多く、のほほんとした雰囲気はあまり醸し出していなかったような気もします。そんなアニメの思い出が強くて、北欧雑貨のマグカップや雑誌の付録でよく見かける原作の手書き風のイラストには、あまり馴染みがありません。
「かわいい…のか?」と思いながら眺めていました。
グッズの色合いや、線画としてはかわいいと思います。
でも、自分の知ってるアニメのムーミンの世界と結びつかないから、手に取ることをためらいます。原作を読んだことが一度もないので原作を読むと、イメージが変わるのかもしれませんね。
昔に見ていたアニメの印象だけですが、必要最低限の持ち物だけで過ごしていてミニマルライフを送っていそうなムーミン一家。
ムーミンパパはシルクハットを大事にしてそうだし、ムーミンママはエプロンとカバンかな。
ムーミンの大事なものって何だろう。家族とかフローレン(ノンノン、スノークのお嬢さん)?彼は究極のミニマリストなのか、いつも手ぶらですね。服は…?
ムーミンが描かれたフィンランドって自然が豊かそうだけど、寒くて「便利」とはあまり言えなさそうイメージです。でも「幸福度」は高そうなイメージもあります。
まわりにコンビニやイオンもない駅もないムーミン谷の厳しい冬の中にある幸せは、家に家族と一緒に過ごす時間ということなのでしょうか。
コンビニやイオンに幸せがあるのかはわかりませんが、便利さはあります。
便利さや合理性を追求していっても、幸福度が上がる訳ではないのかもしれませんね。
ただ今を伸ばせばすぐ手に届く「便利さ」の選択肢が多すぎて、大事なものを見失っているのかなぁ。
「ムーミンの世界」に触れれば、「ミニマムライフ」を知る手がかりがつかめるかもしれない…
このブログを書いてる隣をふと見たら、学校で配布されたこどもの学習ノート(日本ノート株式会社)の表紙がムーミンでした。
親が教えなくとも、こども世代にまでじわりとムーミンが浸透していく…
※私の個人的なアニメの思い出や行ったこともないフィンランドのイメージだけで、どんどん書いてしまいましたが、今後本を読んだり、もっと知っていくうちに考え方に変化があるかもしれません。仮説の記録として残しておきます。