午後のうたたね

ゆるミニマリスト風主婦がふらふら漂う日常

『六人の嘘つきな大学生』読書ノート

『六人の嘘つきな大学生』(朝倉秋成/2021年3月2日初版)を読みました。

タイトルや表紙の絵のとおり、六人の大学生が登場する作品です。

【映画化】

もし映画化するとしたら、どんなキャスティングにしようか、いや映像化したら面白味が減るのではないか、なんて考えながら読み進めていました。

読み終わった後に、11月22日に浜辺美波さんが嶌衣織(しまいおり)さん役、赤楚衛二さんが波多野祥吾さん役で映画が公開されることを知りました。

全く私の想像しなかったキャスティングでしたが、リクルートスーツに身を包む二人の姿をネットで見たときは、ピッタリのようにも見えました。

【内容】

私の場合ですが、普段はあまりミステリー作品を読まないので、伏線をあまり見破れませんでした。

そのため、作者の手のひらで転がされ、どんでん返しに素直に驚いていました。むしろ、なすがままに翻弄されていることが心地よくすらありました。

はらはらと、私の指と指の隙間から零れ落ちていく伏線…

結末に向かって、その伏線を手繰り寄せて回収されていく気持ちよさや爽快感のあるものでした。

後味というか、読後感が爽やかな印象でした。

ミステリーに慣れると、もっと自分なりの伏線の考察が出来るようになって、面白く読めるのかもしれませんね。

ただ、就職活動を控えている方にはあんまりおススメしない作品かもしれません。

【読んだ後に影響された私の行動】

登場人物がジャスミンティーを飲むシーンがあって、久しぶりに私も飲んでみました。たぶん自分で選んで買ったのは初めてです。

前に飲んだ時は、たまたまいただいたもの(余ったもの)だったと思います。

前に飲んだ時と同じく、嫌いじゃないけど、大好きな味でもないことを再確認したのでした。

好きか嫌いか好みがはっきり別れる分、あえてジャスミンティーを選ぶ人は印象的に思うのかもしれませんね。

次に飲むのは、いつになるのかな。