午後のうたたね

ゆるミニマリスト風主婦がふらふら漂う日常

スヌーピーのTシャツを着なくなった日

中学生の時、初めて友達と洋服を買いに行きました。

当時の私のお気に入りは、スヌーピーのプリントがでかでかと張り付いたオレンジ色のTシャツでした。

スヌーピーはかわいい=このTシャツはかわいい」

と思って選んだのですが、

さらにそのイコールの先に、

「=スヌーピーのTシャツを着ている私はかわいい」

とはならないという残念な現実にうすうす気づいていた時でした。

まわりの友達が漫画だけではなく、ファッション雑誌の話をし始める頃、私も話題についていくために、わからないなりに雑誌を買うようになりました。

何を買えばいいのかよくわからないまま、私は服屋さんをうろうろとしていました。

確信を持てたのは、雑誌の知識でした。

毎号着回し特集があって、グレーのジップアップパーカーボーダーTシャツは万能必須アイテムらしいです。

1枚は持っているといいという「ボーダーTシャツ」を買うことにしました。

ただ、「赤色と濃いグレーのボーダー」で、個性的なボーダーを選んでしまいました。

さらに、同じ生地の濃いグレーの細いマフラーみたいなもの(英字のプリント付き)もついていました。

とても着回しにくいものでした。

さらに雑誌によると、同じ色で合わせると良いらしいので、持っていた赤いタータンチェックのスカートを合わせていました。

なんていうか…パンクロックなかんじです。

その初めてのボーダーTシャツは着心地が悪く、チクチクとかゆかったので、初めての箪笥の肥やしとなってしまったのでした。

今はもう手元にはありません。

 

グレーのパーカーは、袖口がどうしても取れないほど汚れる以外での買い替え時がわかりません。

何度か買い替えていますが、今でも毎年登場しています。

ただ、パーカーの形は今の手持ちのものが最後でいいかなと思っています。

洗濯後に帽子部分が乾きにくいので。

ボーダー柄の服は、手持ちが足りなくなれば、買い替えてまだまだ着たいと思える柄です。

雑誌の教えは、あながち間違いではなかったけれど、なんだかこびりついて離れない呪いのようでもあります。

結局、好きなモデルさんが着ているものはすべてかわいい!ということに気が付いてから、少し買うのに遠のいています。

最後に雑誌を買ったのはいつだったかな。

2年ほど前に「LaLa Bigen(ララビギン)」を買ったのが最後かな。