髪を10センチほど切りました。
1か月に1センチほど伸びていたとしたら、10か月分の私の一部とのお別れです。
髪をまとめようと思ったら、ヘアクリップが折れてしまい、手に余るようになってしまった髪です。
せっせと練習していたお団子ヘアは、ある日を境に作らなくなってしまいました。
飾りゴムを落としてしまった日からです。
服は寿命だけど、その服についていたお気に入りのパールのボタンだけをとっていました。
そのボタンをヘアゴムに通して、飾りゴムとして使っていました。
無印の太いヘアゴムでお団子を作って、最後に飾りゴムをつけていたのですが、家に帰ると飾りゴムだけがなくなっていました。
どこがで、迷子になったままです。
もしくは、逃げて行ったしまったままなのです。
すれ違う人のふんわりとしたお団子をまた眺める日々です。
美容師さんがヘアカットの仕上げに、前髪にヘアアイロンを通してくれました。
スッと通しただけで、前髪のフチがくるりんとしていいかんじです。
聞いてみると、180度の温度だそうです。
私の持っている15年程前に買ったヘアアイロンは110度~130度まで設定できるものです。その当時通っていた美容院の美容師さんには、ヘアアイロンは髪が痛むから、できるだけ低温で使うようにと言われていました。
その教えを守り、ずっと110度の設定でヘアアイロンを使っていました。
美容界の常識が15年で変化したのか、それとも髪が進化したのか。
髪が痛まないような技術が進歩したのかもしれませんね。
美容院を出るころには、早速欲しいものリストに「180度のヘアアイロン」と頭の中で書き込んでいました。
こどもも、きっとあと数年すれば、使うかもしれないという言い訳とともに。
次の日、とりあえず家にある最高温度130度のヘアアイロンを使って、美容院での前髪を再現することを試みました。
130度を三回ほど髪に通せば、余熱+余熱+130度=180度ぐらいの効果があるのでは?と思い直して使ってみることみしたのです。
130度を5秒以上同じところにあてると、湯気が出て髪がチリチリになってしまいました。
前髪に試行錯誤して失敗するなんて、鏡とにらめっこしていた中学生の頃を思い出します。