高校1年生のプールが始まる前にピアスの穴を開けました。
(私服で髪色など自由な校風だったので、校則違反ではありませんでした。)
ピアスは割と安価だったので、色んな種類のものを集めることが楽しかったです。
特に高校生のときに気に入っていたのは、ピンクのバラのピアスでした。
お店で見つけた時、なんとなくかわいいと思って、買ったピアスでした。
赤や黄色、水色と様々な種類のバラがある中で、ピンク色を手に取りました。
たぶん既視感があったんでしょう。
「美少女戦士セーラームーン」に出てくるセーラージュピター(木野まこと)がつけていそうなサイズ感と見た目でした。
セーラージュピターは、背が高く、怪力でケンカが強いのですが、お料理が得意だったり、女の子らしい一面も併せ持つ魅力的なキャラクターです。
丸い大きな飴玉のような飾りのついたゴムで、ウェーブのかかった茶色の髪を高い位置でポニーテールに結んでいます。
そして、女の子らしさをぎゅっと詰め込んだようなバラのピアスが耳たぶで光ります。
高校生のときに、そのバラのピアスをつけるときに、飴玉のような飾りゴムで高い位置のポニーテールにする組み合わせが多かった気がします。
髪を茶色に染め、パーマもあててみたときもありました。
セーラージュピターになろう!と張り切ってやっていた覚えはないのですが。
部活で強くなりたい気持ちが、あらわれていたのかもしれません。
セーラージュピターだけ特別という訳ではなく、戦士の全員が好きでした。
小学生当時セーラームーンが好きだったのですが、おもちゃで遊ぶ年齢でも、ごっこ遊びをする年齢でもなかったため、誕生日にセーラームーンのおもちゃが欲しいと言い出せないこどもでした。
小学生なのに、おもちゃは恥ずかしいと思っていたのかもしれません。
その時の心残りがあるのか、今でも、時々なんだかこじらせているところがあります。
高校生のとき、友達にまさか「セーラージュピター気分で登校してます~」とは言い出せませんでした。
自分で自覚があったのかもよくわかりません。
高校生から大学生になるときに服の系統が変わったため、バラのピアスも処分してしまいました。
もう十分に私を勇気づけて、部活での力を発揮してくれたので、未練はありませんでした。
今でも、密かに月の力を秘めていそうな形のピアスをつい探してしまうことがあります。いかにも「セーラームーン!!」といった雰囲気のものではない絶妙なものを探しています。
では~