午後のうたたね

ゆるミニマリスト風主婦がふらふら漂う日常

お下がりの行方

流行は集団生活の中で、コミュニケーションの一部として、強い装備のアイテムとも言えると思います。

「自分に似合うのか」、「着心地がいいのか」という自分軸で選ぶと、必ずしも流行が正解とは限らないと思います。

 

ガウチョパンツ」というズボンを知っていますか。

約7年ほど前に流行った気がします。

すそが、「キュロット」のように広がった半端丈のズボン。

少し丈が長めだと「ワイドパンツ」。

スカートにも見えるほどひらひらしているものは「スカーチョ」とも言ったような気がします。

「ガチョウ」さんたちは「ガウチョパンツ」となんの関係もないようです。

 

一度「ガウチョパンツ」を履いたら、楽チンで流行に関係なく履き続けたいと思ったのですが、まだ売っているところも見かけるし、定番になりつつあるのかな。

 

6年前にベルメゾンで、送料無料にするために自分用に購入した服がありました。

といっても、セールになっていた子供用160センチのガウチョパンツです。

サラサラとしたポリエステル素材で気持ちよく、今でも旅行や帰省用の夏用パジャマとして使っています。

旅行や帰省のときは、いつも派手なスカートを3.4日着ることになるのですが、ガウチョパンツは、スカートが汚れたときの緊急の着替えとしても使えるので、パジャマとして持っていくようにしています。

さすが子供用、丈夫です。

同じ時期に買ったヒラキのガウチョパンツは、汚れが落ちなくなってしまい、2年ほどでさよならしました。流行りも過ぎた頃だったので2日に一回履いて履き潰した達成感すらあるお別れでした。

今は、ベルメゾンガウチョパンツ、こどもに狙われています。

 

私からこどもへ

背はまだ追い越されそうにないけれど、こどもが私の服をパジャマとして着るようになりました。

1歳ぐらいのとき、私のパジャマを「ふわふわちゃん」と呼んで、寝る時に一緒に寝ていたときのことを思い出しました。

袖はだるだるだけど、一応もう私のパジャマ着れるまでに成長したんだね。

萌え袖とは言えないほどの、だるだるの袖は見るに堪えませんが、気に入って機嫌よく過ごしてくれるなら、家の中が平和なので、目をつぶります。

 

母から私へ

私もかつて少し背伸びをしたいとき、私の母の服を借りることがありました。

「流行は繰り返すからね〜」と、

母がタンスの奥から出してきたビッグカラーの襟のブラウスは、着るにはやっぱり少し古臭いかんじがしました。

気づいたときには、自分の母の背を追い越していて、母の服が小さくなってしまっていました。

 

私の母から私のこどもへ

身長の高い順だと私→母→娘となるので、今私の母から私の娘へとお下がりの服がまわってくるような状態になっています。

と、言っても母がユニクロで子供サイズの服を買うものだから、本来の対象である「こども」へ手渡すだけのことなんですが…。

 

「お下がりの行方が最近変わりました」という話でした。

こどもが「欲しい」と言う分にはそれでいいのだけれど、そのうち断られるんだろうな。それはそれで仕方なし。

流行を知った上で、自分は「どうしたいのか」と、選択できるといいんだけど、目新しいものにチャレンジもしてみたくもなります。