午後のうたたね

ゆるミニマリスト風主婦がふらふら漂う日常

ムーミンママのコーヒー

ムーミンミニマリストなのではなくて、登場人物のスナフキンミニマリストだったのですね。パンケーキ用のフライパンを谷底に捨ててしまったり、彼はいつも身軽です。

一方、スニフ(茶色のカンガルーみたいな子)は、結構物欲が強いのかな。キャラクターの個性が割とはっきりしていて、全体的にミニマルな雰囲気かというとそうではありませんでした。

気安く「ムーミン」と呼んでいましたが、原作を読むと、これからは「ムーミントロール」という名前で呼びたくなります。

ムーミンの原作を読んだのは、初めてでした。

ムーミン谷の彗星』トーベ・ヤンソン(1981年2月10日初版)を読みました。

こどもの頃に見たことのあるアニメの「ムーミン」では、ムーミン役は声優の高山みなみさんでした。おぼろ気な声の記憶を辿ってみると、「名探偵コナン」のコナンくんというよりも、「忍たま乱太郎」の乱太郎の真面目な優しい声に近いイメージです。

ムーミンのセリフを読むと、そんな高山みなみさんの声で、おしゃべりが聞こえてくるようです。

nemunemu3.hatenablog.com

昔見ていたアニメの雰囲気が原作の挿絵とかけ離れすぎていると思っていました。

でも、原作を読んでみたところ、キャラクターのイメージはアニメと原作では、あまり変わりませんでした。

当時のこどもたち(私も含む)に受け入れやすくしたアニメーションだったのですね。

その時の一番馴染みやすい方法で、ムーミンライフを伝えてくれていたのかもしれないと思いました。

原作には挿絵が多く、黒っぽい線画に暗い印象を持っていたのですが、物語と合わさると、ピッタリな雰囲気に見えてくるから不思議です。

特に、原作を読む前と読んだ後で、イッタラのマグカップのラインナップを見た時の印象が変わりました。

以前は、スッキリしていたり、キレイな色合いだったり、キャラクターが大きく描かれているものが目についていました。

読んだ後は、自然がメインに描かれ、その中に小さなムーミンたちが囲まれているほうがより原作に近く感じるようになりました。

自然に囲まれてこそムーミントロールたちがいきいきとしそうです。

 

そういえば、物語の中でムーミンママが、ムーミントロールたちにコーヒーを入れてくれる場面が登場します。ムーミントロールたちは、どんなマグカップでコーヒーを飲んでいるのかが気になりました。

ムーミンママが入れてくれたコーヒーは、なんだか柔らかそうな味がしそうです。