午後のうたたね

ゆるミニマリスト風主婦がふらふら漂う日常

プリキュアは通過儀礼なのか

幼稚園時代のこどもは、敵やアクションシーンがこわくてテレビで「プリキュア」を見ることはありませんでした。

今思えば、3年ほど家にテレビがないことと関係していたのかもしれません。

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普段DVDのしまじろうやトトロの平和な世界に親しんでいたこどもが、祖母の家で突然見るプリキュアのアクションシーンは、刺激が強すぎたのかもしれませんね。

テレビは見たくないけれど、文房具やおもちゃなどキャラクターとしては好きなようでした。

私の勝手な先入観で、プリキュアって幼稚園児の誰しもがみんなが大好きになって、みんながおもちゃが欲しくてねだるものだと信じて疑いませんでした。

プリキュアはみんなが通る通過儀礼なのだとばかり思っていました。

その「みんな」って誰でしょう?

思い込みの中にあった一般的な幼稚園児と自分の目の前に実在しているこどもは、まったくの別人であるという当たり前なことに気づいたことが新鮮な驚きでした。

自分のガチガチの固定概念と視野の狭さに頭がクラクラします。

テレビを習慣として見ていないと、おもちゃの使い方がわからないのかもしれません。

テレビ会社とおもちゃ会社のメディアミックスの結びつきの強さを改めて感じました。

毎週毎週テレビを通しておもちゃの使い方を教え込むことで、新商品のおもちゃが出るたびにこどもの「欲しい」ものを作るその伝統的な手法は、思っていた以上に効果抜群のようでした。

 

こどもが幼稚園に入る前から、せっせとプリキュアグッズを揃え、いつ好きになってもいい環境を作っていたつもりでした。

変身グッズなどのおもちゃは高価なので、シールやぬりえといった文房具が中心です。

こどもが万が一、プリキュアに興味を持たなかったとしても、文房具ならなんとでも使い道はあると思ったからです。その時は、万が一だと思っていました。

 

プリキュアグッズは、2月にシリーズが終わることを見越して、クリスマスが過ぎると現役プリキュアグッズが値下がっていきます。

電気屋さんでワゴンセールになることもあります、

でも、狙い目は文房具やさんです。

特にサンスター文具から出ている、バッグや宝石箱のような引き出しに入った文房具セットが豪華で、大人の私もわくわくします。

文房具セットかと思いきや、ブレスレットも付いていることもあって、大喜びです。(←私が)

 

幼稚園の入園グッズを揃えるにあたって、毎年キャラクターが入れ替わるプリキュアではなく、何年たっても色あせることなく普遍的な人気を持つディズニープリンセスのグッズで揃えるという計画的なママさんもいました。

 

こどもが成長してから「お母さんが喜ぶから、プリキュアを見るようになったんだよ」と言われること程悲しいことはないので、あんまりこちらから話題をふらないように抑えていました。

いつ好きになってもいいように環境だけは整えて。

ただ、テレビという一番の効果的なものがうちにはありませんでした。

他の友達たちが小学校入学とともに、次々とプリキュアを卒業していく中、こどもがテレビでプリキュアを録画してと言うようになりました(この頃にはテレビを買い直していたので、家にテレビがありました。)。

こどもとプリキュアの距離はどんどん近くなり、ある日、映画を見たいと言い出したのでした。

そして、映画を見に行くことになりました↓

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現在「キボウノチカラ~オトナプリキュア'23~」を一緒に視聴しています。

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こどもにとって、プリキュア通過儀礼で、いつか卒業してしまうものでしょうか。

固定概念のこどもではなく目の前のこどもをしっかりと見つめたいと思います。