こどもの頃、ピアノを習ったのを機に、電子ピアノを買ってもらいました。
そして、約20年後、電子ピアノを粗大ゴミに出しました。
続かなかったピアノ教室
私が小学1年生の時に、ピアノ教室に習い始めました。
父が奮発して足つきの大きな電子ピアノを購入してくれましたが、残念なことに、私はピアノ教室を1年もたたずにやめてしまいました。
でも、電子ピアノはずっと私の部屋にあって、ピアノが続かなかった私への「戒めの象徴」のようでした。(今思えば、処分に困っていたのかもしれません)
ピアノが上手な友達がうちに遊びに来てくれたときに、そのピアノを弾いてくれた時に、あってよかったなと思うことはごくたま~にありました。
音楽を楽しむためのピアノ
そして、20年以上の時がたち、実家から結婚した後の新居へとピアノが運ばれることになりました。
トラックをレンタルして、父や夫でそのピアノを解体し、運ぶという大がかりな作業の末、実家から新居へと運ばれました。そして、こどもが生まれ、こどものおもちゃとなりました。
ピアノから音が出るだけで、こどもが喜んでくれて、電子ピアノがあってよかったなと、このとき一番強く思いました。
一番の問題はけっこう音の響くマンションのため、イヤホンをするか、小さい音でしか弾けないことでした。これは、結構な制約でした。
電子ピアノを手放す
こどもの成長とともに、大きなソファーに大きな電子ピアノを置いておくことが厳しくなってきました。色々と調べて、楽器店で引き取ってもらえないかと電話を何件かかけたりしたところ、鍵盤のピアノは引き取ってもらえる可能性があるけれど、電子ピアノは引き取ってもらえないようでした。
結局、私の住んでいる町では、鍵盤のピアノは粗大ゴミでは出せないけど、電子ピアノは粗大ゴミとして、出せるようでした。
そして、ソファーを手放すのとほぼ同じ時期に夫と二人で、鍵盤と足を解体して、粗大ゴミに出すことにしました。
コロナの影響で休校がちになった時、で家族でリビングにいることが多くなったため、どうしても部屋の広さがほしかったんだと思います。自分の住んでいる家のサイズや環境をちゃんと知った上で、見合うサイズのものに買い替える決断をした時でした。
椅子だけは、上げた布団を畳んで載せるのに丁度いいため、手元に残しています。
こども用のピアノ
こどもが赤ちゃんの時に買ったたまひよのピアノ絵本は、膝の上に載せてどこでも持ち歩けるため、楽譜部分と鍵盤部分がとれてしまった今でも、よく遊んでいます。
こどものお誕生日にスヌーピーのシュローダーが弾いているような赤い小さなおもちゃのピアノを買いました。見た目はかわいらしいけれど、ぐっと指を押し込んで音を出すところが、サイズが小さいとは言え、電子ピアノにはない本物らしいところでした。
大きいものは処分や移動が大変なので、おうちの大きさや使う人のサイズに合ったものを使うのは大事だなぁと改めて思いました。