午後のうたたね

ゆるミニマリスト風主婦がふらふら漂う日常

ドラマ『初恋、ざらり』10話 感想がまとまらない

ドラマ『初恋、ざらり』10話の感想が散らかってまとまらないです。

 

主人公の有紗ちゃんには軽度の知的障害があります。

障害について、色んな立場の色んな意見の方がいらっしゃると思うと、あまり障害について無責任な発言をするのは避けた方がいいような気持ちになっていました。

今まで表面的なドラマと漫画の違いや、ドラマの衣装などの話をしがちでした。

以下ネタバレがあるので、ご注意くださいね。

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有紗ちゃんは「知的障害があることは、自分から言わなければ、まわりからはわからない」と言ってます。

有紗ちゃんは小学生のときに学校の先生に言われて、母親と一緒に知能のテストを受け、軽度の知的障害と診断されました。

もしも、小学校の先生が気づかなかったら、母親が知能テストを受けさせなければ、有紗ちゃんはもっと社会の中で困っていたのかな。

こどものときに関わるまわりの大人は、とても重要な役割があるんだなと責任を感じてしまいます。

かといって、診断を受けて、障害者手帳をもらったからといって、生きやすくなるのかは、ドラマを見ていると、疑問です。

 

それとも、まわりからわからない程度なら、自分が軽度の知的障害があると知らないほうが幸せに生きられるのかな。

どちらにせよ、生きづらさは変わらないのかもしれない。

 

有紗ちゃん自身が変わるんじゃなくて、まわりがもっと変わる必要があるのかと思いましたが、職場の人も結構気にかけてくれたりしている様子です。

忙しすぎるのがいけないの?

時間があるときに余裕があるときに障害に向き合うってことは、障害から目を背けている時間が多すぎってこと?

 

う~ん、生きやすい人ってどこにいるんでしょうか。

生きやすくうまく立ち回れているように見える人は、今その瞬間を切り取られているだけで、一寸先はどうなるかわからないし、その人だって実は悩みを抱えてるのだろうし。

 

狭い世界の中で、誰かより上とか下とか比べて、自分の立ち位置を確かめながら生きるのは、とても息苦しいです。

「普通」からはみ出ても、失敗しても、寛容でいられるような世界って、全体的に豊かで余裕がないとできないことなのかと思っていました。

格差社会が広がると、みんなもっと余裕がなくなってギスギスとした世界になっていくのかな…と。

 

そういう問題じゃなくて、今目に見えるものだけですべてを判断するんじゃなくて、長い目で気長に広い視野で総合的にものごとを捉えるのが必要ってことなのかな。

それとも、今その瞬間をひとつずつ丁寧に共感することの方が大切?

「あなたはあなたのままでいいんだよ」と、まるごと受け止めてもらえるような世界になれば、少しは生きやすくなるのかなぁ。

同時に「わたしはわたしでいいんだ」と思える肯定感もあるといいのかな。

それってどうやって育むの?

時間や経験や読書で身に着けられるもの?

 

ああでもないこうでもない、

と、

まとまらない、

答えのない、

第10話の感想でした。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

では~