仕事用バッグにフリスクとキャラメルを入れています。
会社に向かう前にフリスクを。
会社の帰りにキャラメルを。
キャラメルは、箱型のものではなくて、個包装になっているものを、ひとつずつかばんに忍ばせています。
その甘みを噛みしめながら、帰路につくのです。
太陽光の下で見ると粗が気になるお年頃…
パブロフの犬の条件反射のように、オンオフの切り替えになるといいなぁ。
なんて思いながら、作為的に意図的に条件反射を作ろうとしています。
ふらふらとコンビニへの寄り道防止にもなります。
仕事へ向かう途中、商店街を通ります。
早朝の商店街はまだお店が準備中だったり、閉まったままで、薄暗いのに音楽だけが寂しく流れています。
どんよりした雰囲気にちゃんと気を使ったような音楽です。
テンション爆上げと対局にあるような。
かといってラジオ体操のような爽やかすぎないテンションのもの。
時々、鳥のさえずりBGMのときもあります。
月曜日の朝は特にどんより度合が濃くて、みんな足を引きずるように進みます。
このまだ寝ぼけたようなテンションから、あと何分後かには仕事モードに切り替わるのでしょう。
商店街でそのカウントダウンのリズムを整えるように足音が響きます。
この様子が何かに似ている…と思いながら、ぼんやりとした頭の私もそのどんよりの一員となって足並みを揃えます。
人類の進化の過程のようだななんて他人事のように思いながら歩きます。
眠気という原始時代からある欲求を抱えた猿人から、パソコンなどを扱う現代人へと進化していくような商店街です。
その姿は、アニメ「オトナプリキュア」に出てくる悪者「シャドウ」だ…
と、急に納得しました。
プリキュアのアニメーションの中での違和感3Dで描かれるシャドウは、少し猫背で、そんなに素早い動きじゃないかんじが似ています。
まだ猿人のほうがいいな。
会社から見えない糸が伸びていて、引っ張られていくようにみんなそれぞれの目的地と向かいます。
今日も終わったら、キャラメルのごほうびがあるよ。
励ましながら進むのです。
今週も無理せず、どうかご自愛くださいませ。